21世紀に吉田寮を活かす元寮生の会が呼び掛けた「京都府知事、京都市長に京都大学吉田寮の存続支援を求める要請書」につきまして、集会を開いて参加者の賛同を得て、3月中旬の提出を予定しておりました。
吉田寮自治会が「山極壽一総長と川添信介学生担当理事への表明ならびに要求」「吉田寮の未来のための私たちの提案」を発表し、話し合いによる問題解決を求めていたところでしたが、あらためて京都地裁による占有移転禁止の仮処分を行われ、現棟からの退去を京大当局が求めるなど、吉田寮をめぐる情勢はさらに緊迫しています。
大学当局と吉田寮自治会の話し合いの実現が重要となる局面にあって、元寮生の会が京都府知事と京都市長に申し入れを行うことがどれほどの意味があるかをあらためて検討すべきとの意見があり、理事で検討して、提出をいったん見送ることとしました。勝手な判断で申し訳ありませんが、今後の対応について、あらためてご意見をいただければと願います。