元寮生の会が呼び掛けさせていただいた、京都大学学生寄宿舎吉田寮の保全と活用を求める卒寮生と市民の共同声明につきまして、1次集約として642人の連名の文書を、9月27日に山極総長と川添理事に提出しました。共同声明をはじめとした、寮生との対話を求める多くの人の声にもかかわらず、大学当局は退去期限翌日の10月1日、寮生に退去を求める通告書を吉田寮の玄関などに貼り付け、電話回線を遮断しました。吉田寮自治会との話し合いに一切応じない当局の姿勢に抗議するチラシを元寮生の会として発行するとともに、共同声明への連名をあらためて募り、2次集約として185人の連名をいただきました。1次と2次あわせて、827人となります。協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。
吉田寮からの寮生の退去を一方的に求めた京大当局による「吉田寮生の安全確保についての基本方針」(2017年12月19日)からちょうど一年となる12月19日、吉田寮自治会が京大の現状を問う集会を開きました。元寮生の会もアピールの時間をいただき、同日午後に山極総長と川添理事宛の2次集約の連名の文書を京大厚生課に届けました。
会からは4人が窓口に出向きました。対応した職員は、1次集約は総長と理事に届いており、今回も届けるとのことでした。会のメンバーからは、寮生との対話を求めるとともに、警察の学内導入など取り返しの付かない事態を招く可能性がある対処を避けてもらいたい旨の要望を伝えました。