総会を開催いたしました(その1)

21世紀に吉田寮を活かす元寮生の会の第4回総会が、10月10日(土)に鴨沂会館(京都市上京区)で開かれました。会場とZoomをあわせ、会員と市民、現寮生の34人に参加をいただき、委任状と合わせて総会として成立しました。ご協力、本当にありがとうございました。

まず、奈倉代表より「貴重な話し合いとなります。会としてきちんと決めることを決めましょう」とあいさつがありました。

議事に先立ち、現寮生から報告がありました。新型コロナ感染症については、寮内での予防対策や、有事を想定した熊野寮などとの情報共有を進めたとのことです。

裁判については、追加の提訴も含めて元寮生を含む45人が訴えられ、うち3人の審理が分離され、うち2人については答弁がなかったため、京都地裁が明け渡しを求める判決を出しています。元寮生も提訴するという京大の異常な対応について、寮生の分析として、一つは「吉田寮に戻ることを恐れているのでは」とのことです。

総長選に対する質問状提出などの吉田寮自治会の取り組みも報告されました。10月31日を回答期限に、湊総長以下全役員に対して以下3項目の申し入れ書を出しています。

1、老朽化対策を含む今後の吉田寮のあり方について、団体交渉を含む、寮自治会など当事者との話し合いを再開すること
2、吉田寮自治会と歴代役職者が締結してきた確約を引き継ぐこと
3、寮生・元寮生を被告とした建物明渡請求訴訟を取り下げること

寮生より吉田寮という場について、「(コロナ禍で)ストレスがたまっていたが、この場があって、助けられた。同世代から刺激を受ける。さまざまな人がいろいろなことをやっている希有な空間。全力で寮の運営に携わっていきたい」との表明もありました。

(2に続く)

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