京大当局による一方的な吉田寮からの退去期限の通告から、ちょうど1年となる12月19日に、吉田寮自治会主催の集会「踊らされるな、自分で踊れ 大学の今とこれからを語る集い」が京大吉田キャンパスで開かれました。昼の部(時計台前)と夜の部(法経第7教室)があり、それぞれの部で元寮生の会もアピールをしました。
夜の部は午後6時半から9時まで行われ、150人を超える参加がありました。まず、吉田寮自治会から経過説明と、確約の一方的破棄や築3年の西寮からも退去を求めていることなど、大学当局が行っていることについて問題点の指摘があり、吉田寮自治会として▽あくまで話し合いを求める▽老朽化した現棟の補修も含めた検討を求める▽寮自治の継続-の3点について主張を続けるとしました。
続いて、以下の団体・個人からのアピールがありました。
吉田寮に住む留学生、市民と考える吉田寮再生100年プロジェクト実行委員会、元寮生の会、大学院の留学生、地塩寮生、琉球骨返還訴訟を進める松島泰勝・龍谷大教授(ビデオメッセージ)、「北方領土の日」反対!「アイヌ新法」実現!全国実行委員会、京大職組の高山佳奈子・法学研究科教授、理学部学生、一橋大中和寮自治会(資料代読)
琉球やアイヌの遺骨収奪や731部隊の問題から逃げ回り、憲法違反の可能性もある立て看規制を強行する京大当局の問題点が浮き彫りとなりました。吉田寮の問題とともに、それぞれが関連する問題であり、京大の劣化を表していることが示された集会でした。
留学生が置かれた現状についてアピールした吉田寮の留学生の原稿を転載いたします。
つながることの大切さを感じた集会でした。吉田寮で今後予定されている催しや企画を載せた「吉田寮イベントカレンダー」を転載いたします。ぜひ吉田寮にお立ち寄りください。