オンライン学習会を開催しました

8月29日(土)午後に、Zoomでオンライン学習会(連続公開学習会第4回)を開催いたしました。講師は、理事の盛田良治さん。テーマは「「地図に見る百年前の吉田寮界隈 『大学と学校のまち』吉田地区​の近代を考える」でした。江戸期には農地と近江への街道が通り、藩邸が建ち並んでいた吉田地区の明治期以降の教育施設の集積と、伝統産業等の振興のための工場や学校設置などの変遷を地図をもとに俯瞰して紹介され、京大や吉田寮の歴史的な立ち位置について考えてもらう内容となりました。盛田さんは「(吉田や周辺地区には)さまざまな痕跡がある。(地区や京大の)歴史と吉田寮の意味を問い直したい」と話しました。

会場は上京区の鴨沂会館で、鴨沂高校(第一高女)の歴史も感じながらの配信になりました。

学習会に先立ち、吉田寮生らオブザーバーも参加していただき、Zoomで理事会を開催いたしました。

奈倉代表より、コロナ禍の状況を踏まえ「大きな試練だが、(寮生としての)生活体験を踏まえ、未来に向かって有益な生き方を築いていきたい」との呼びかけがありました。

吉田寮生より、マスクなど感染防止に向けた機材・用品が尽きつつある現状が報告され、支援が求められました。おって、支援の方法について、あらためて連絡をいたします。

コロナ禍ではありますが、総会については、オンラインも活用して開催することとしました。これまで参加にハードルがあった遠くに居住する方々も参加を呼び掛けるとして、10月10日(土)を第一候補に、10月24日(土)を第二候補に調整することとしました。

京大が湊氏が総長に就任して新体制が始まることを踏まえ、元寮生の会(プラス総会オブザーバー参加者)として、大学と吉田寮自治会との対話再開や、市民も交えた意見交換の場を求め、その趣旨の説明として総長と副学長に会見を申し入れる要請文を提出すべく、総会で議論と要請文のとりまとめとすることを議題に盛り込むことも検討することとなりました。

総会にあわせた学習会開催については、元寮生の会としての今後の活動について意見交換の時間を十分にとることが必要ではないかとの意見もあり、理事で検討をいたします。

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