2019年12月26日午後3時から、京都地方裁判所の大法廷(101号法廷)で吉田寮厳冬・食堂明け渡し請求訴訟の第3回高等弁論が行われます。吉田寮自治会のチラシを掲載いたします。
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元寮生の会の総会と学習会を開催しました
10月5日(土)午後、京大時計台記念館の会議室で、21世紀に吉田寮を活かす元寮生の会の第3回(2019年)総会と、元寮生の会主催の連続公開学習会の第1回を開催いたしました。
総会の冒頭、奈倉代表より「100年を超える吉田寮の歴史は貴重な財産。元寮生の経験を伝えることは、教育への貢献となる。21世紀に吉田寮を活かす意義は増しており、そこに会の使命がある」とあいさつがありました。
賛助会員とオブザーバーを含めて26人が出席し、委任状とあわせて総会は成立しました。理事の追加と、この1年の活動報告、会計報告について承認していただき、今後の活動について提案と討議を行いました。
今後の活動については以下の5点について提案し、承認していただきました。
1)幅広い世代の元寮生と寮生の連携
2)市民、学生、教員との連携
3)現寮生の取り組みへの協力
4)大学に対する要請や声明
5)京大教員有志との交流
具体的な活動として、▽入会の働き掛けを続ける▽京大新聞の連載「吉田寮百年物語」編集委員会に会として正式に参加して協力▽公開連続学習会の開催▽市民との連携強化▽ホームカミングデー(11月2日)での情宣▽吉田寮自治会や現寮生の取り組みへの協力ーなどがあります。
これに先立ち、吉田寮生からの現状報告と要請がありました。
「寮で起こっていることが分からない。こういうことをしてほしいと、具体的にまとめて出してほしいとの声を聞いている。裁判への対応や、寮内の仕事の引き継ぎで滞っているが、(7日の)公判後にまとめたい」と協力を求めました。さらに「親の心配で吉田寮への入寮を断念する学生がいる。『吉田寮は大丈夫だ。大学の対応が問題だ』と社会人、親の世代の立場からアピールしてほしい」との要請がありました。
現在の京大の状況についても報告があり、オープンキャンパスで立て看を巡って学生が逮捕されるなど「当局の暴走が進んでいる」としつつ、「大学がおかしいんじゃないかと思う学生も増えている。裁判だけでなく、単発にするのではなく、定期的に学生が集まって情報発信する場をつくりたい」としました。
現寮生の報告も踏まえて討議が行われました。「裁判で争うことが目的ではない。裁判が長期化することで現棟の損壊が進む。建物へのリスペクトがなければ、市民の支持は得られない。火災による焼失の危険性もあり、早期の対応が必要ではないか」との意見が出ました。現寮生からは「大学との話し合いの実現に向けて動いている」「裁判で補修をサボタージュしていることも主張する」と裁判に臨んでの基本姿勢について説明があり、「歴史的建造物としての価値について寮内で話し合いたい」としました。
学習会の議論でも、今後の活動について討議が続き、▽京大当局への働き掛けはできないのか▽どのようなかたちなら補修ができるのか▽これまでとは違う運動をしなければいけないーなどの意見が出ました。
当面のスケジュールとして以下になります。
A 吉田寮明け渡し請求訴訟 第2回公判 10月7日(月)午後3時から京都地裁(傍聴にあたって抽選する場合あり、1時間ほど前に地裁に)
B 京大ホームカミングデーでの情宣 11月2日(土)午前8時45分ごろから百万遍、正午ごろから京大正門前(いずれも予定)
C 連続公開学習会「吉田寮と京大」学の第2回 11月17日(日)午後2時15分からキャンパスプラザ京都(京都中央郵便局の西) テーマは 「吉田寮百年物語」を読む
連続公開学習会(第2回)を開催します
11月17日(日)午後2時15分からキャンパスプラザ京都です
「吉田寮百年物語」第3回掲載
理事の盛田(1986-90年度在寮)です。
現在発売中の『京都大学新聞』2019年9月16日号に連載企画
当企画は、「元寮生の会」の一部会員が編集・執筆に協力しており
なお、理事会では来月5日開催の「元寮生の会」第3回年次総会に
ご意見のある方は総会までお寄せ下さい。
「吉田寮百年物語」第三回の内容は
(1)通史:戦後の混乱(1945年~1959年)
(2)論考:寮「自治」考~「責任ある自治」とは何か(【寄稿】
(3)史料から見る吉田寮:森毅(森毅「ボクの京大物語」、19
(4)舎生日記ひろい読み
(5)当該時期年表
となっており、戦後初期から1953~54年の荒神橋事件とそれ
次回は第四回「増寮運動(1960年~1967年)」が掲載の予
第五回以降の掲載予定内容については、8/1付ブログをご参照下
お近くにお住まいの方は京大学内の販売所でお求め下さい。
遠隔地にお住まいの方、あるいは第一回・第二回掲載号(
今後の連載にご注目を。
総会と公開学習会を開きます
入会のお誘い
「吉田寮百年物語」第2回掲載
理事の盛田(1986-90年度在寮)です。
「吉田寮百年物語」連載開始
以下、転載いたします
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理事の盛田(1986-90年度在寮)です。
現在発売中の『京都大学新聞』最新号(7/16号)にて、見開き特別企画「吉田寮百年物語」の連載が開始されました。
この企画には「元寮生の会」の一部会員が協力しております。
第1回の内容は
(1)通史:創設から一次閉舎まで(1897年~1912年)
(2)論考:初代総長・木下広次と寄宿舎 【寄稿】冨岡勝(近畿大学教職教育部教授)
(3)舎生日記ひろい読み
(4)史料から見る吉田寮 西島所感 ー「吉田寮在寮期限設定に伴う一連の措置の完了について」(1989年7月7日 総長 西島安則)
(5)吉田寮123年の歴史(年表)
となっており、主として吉田寮「前史」ともいうべき明治期の京都帝大学生寄宿舎の歴史が中心です。
次号(8月上旬発売予定)には第2回「寄宿舎移転、終戦(1912年~1945年)」が掲載されます。
内容は1913年の吉田寮開舎以降、戦前の歴史を中心に扱っています。
以降の掲載は
第3回「戦後の混乱(1945年~1959年)」
第4回「増寮運動(1960年~1967年)」
第5回「学生部封鎖とその後(1968年~1978年)」
第6回「第一次在寮期限(1979年~1989年)」
第7回「大学再編(1990年~2015年)」
第8回「第二次在寮期限(2015年~)」
が予定されており、各回に関連するコラム・論説・年表などが併せて掲載されます。
なお、この企画は1999年から京大新聞に連載された「吉田寮物語」をベースにしていますが、前回企画では十分に扱えなかった第7回以降については、私たちより若い世代の会員の皆さんの協力を是非お願いしたいと考えています。
今後の連載にご注目を。
またお求めは京大学内の販売所、あるいは http://www.kyoto-up.org/koudokuをご参照下さい。
10月7日に第2回口頭弁論
以下、転載いたします。
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①既にご存知かとも思いますが、改めて 第二回口頭弁論のお知らせをいたします。第二回は、
日時;10月7日(月)15時から
場所;京都地方裁判所第101号法廷(第一回と同じ)
で行われます。
第一回にはおよそ200人以上の人が集まり、当然傍聴席は満席となりました。是非二回目以降も、可能な限りで足を運んでいただけると幸いです。やはり傍聴席の抽選が想定されますので、1時間ほど時間に余裕をもって来ると確実かと思います。抽選有無や整理券配布時刻が発表され次第、再度周知します。
また次回も、裁判終了後(16時半~17時ころの開始になる可能性が高いです)に報告集会を行う予定です。詳しいことが決まり次第早めに連絡いたします。
②もう一つ、第一回口頭弁論について相談ですが、どなたか、口頭弁論前に裁判所前に人が集まっている様子を、写真や動画に撮っていて提供可能な方はいないでしょうか。
現在作成中の第一回口頭弁論・集会の報告ビラに掲載したいのですが、寮側では手頃な写真がなく探しています。もちろん、許可が得られない人物の顔など識別可能なものは画像加工により消すつもりです。もしも手頃な写真を持っているという方がいたら、ご連絡いただけるでしょうか。
どうぞよろしくお願いいたします。
吉田寮生
京大教員有志が撤回求めて賛同者名簿提出 ブログを開設
教員有志より元寮生の会にメッセージをいただきましたので、掲載いたします。
--以下
「対話による吉田寮問題解決を求める教員有志の会」に、呼びかけ人のひとりとして参加しています。
寮生の提訴は残念ですが、「元寮生の会」につづき、「教員有志の会」からも要請書と60名をこえる現役教員の賛同者名簿を提出し、提訴の撤回を求めているところです。このたび、教員有志のブログをたちあげ、卒業生や市民の方々からも広くご賛同を募ることになりましたのでお知らせします。
https://seeking-dialogue.hatenablog.com
最新記事として、元京大総長の尾池先生の応援メッセージも掲載されています。
元寮生の方々に自由に転送いただくとともに、様々な視点からのメッセージや意見、ご提案をいただければ幸いです。